天候
温かく、安定し、健全
赤ワイン
コク、成熟、表現豊かな味わい
白ワイン
豊か、成熟、芳醇
熟成ポテンシャル
15〜25年
一年を通して、時には極端な暑さとなったこの年の気象条件は、ボルドーの生産者たちを常に緊張させました。 それでも7月中旬から9月末にかけては、安定した高い気温に恵まれ、ブドウは理想的に成熟し、畑全体で健全な状態が保たれました。こうした気候のリズムは、生産者にとって厳しさと落ち着きが同居した稀なバランスをもたらし、収穫も醸造も極めて良好な環境で進行しました。 今日、2018年は力強く厚みのあるヴィンテージとして評価されており、太陽の恵みを感じる表情豊かなワインが揃っています。熟成にも耐え、ボルドーのテロワールの豊かさを時間とともにしっかりと引き出していく、まさに「長期熟成型」の年です。
赤ワイン
ボルドーのこの年の赤ワイン全てにおける品質は申し分ありません。ブドウは成熟のタイミングに合わせて落ち着いて収穫され、それぞれが持つ潜在力を存分に表現しています。
収穫は9月17日から最も早熟なメルローから始まりました。ボルドーの栽培面積の約66%を占めるこの品種は、深い色調、熟した果実の香り、豊かな凝縮感を備え、グレート・ヴィンテージのスタイルに仕上がっています。 カベルネ系も同様に完成度が高く、しっかりとした骨格が際立ちます。
辛口白ワイン
白品種は8月最終週から早めに収穫が始まり、フレッシュさを最大限に守りながら、糖と酸のバランスが理想的な状態で醸造へと移りました。
ソーヴィニヨン・ブランはエキゾチックフルーツの香りが魅力的で、辛口白の補助品種であるミュスカデルも非常に表情豊かです。 より成熟を必要とするセミヨンは、複雑なアロマと厚みのある味わいをワインに添えています。
甘口白ワイン
夏の乾燥により貴腐菌の発生が遅れたものの、その後は一気に進み、結果として例年より約2週間早い収穫になりました。複数回に分けた丁寧な手摘みにより、貴腐の魅力をしっかりと引き出したブドウが確保できました。
仕上がったワインは、優しい甘みと美しいアロマの重なりが印象的です。
ロゼ・クレレ
非常に暑い夏を受け、フレッシュさを失わないよう、8月20日頃から早めに収穫が開始されました。 その結果生まれたボルドーのロゼは、透明感があり、繊細で、香りの表現力にも優れた仕上がりとなっています。