爽やかな風を運ぶブドウ
ソーヴィニヨン・ブランは、どんなに暑い日でもグラスに爽やかな風を吹かしてくれます。きらめくような瑞々しさと洗練された上品さ、そして「柑橘」「ツゲ」「イチジクの葉」という3つの代表的な香りが特徴です。ひと嗅ぎで分かるその個性は、ボルドーの辛口白ワインの方向性を決定づける重要な存在です。
官能プロフィール
早熟
晩熟
まろやか
酸味
軽やか
力強い
ソーヴィニヨン・ブランの素顔
ボルドー全体の白ブドウ品種のうち44%の栽培面積を占めるソーヴィニヨン・ブランは、名実ともに主役級の役割を果たしています。やや大粒の実をつける小房のブドウは、生育サイクルが短く成熟も早めです。爽やかさ、エレガンス、そして際立つアロマを辛口白ワインにもたらすのを得意とし、貴腐菌にやや敏感ですが、条件が揃えば甘口ワインにも使用されます。
グラスの中では
外観
淡く澄んだレモンイエロー。
香り
爽快感あふれるスタイルで、柑橘、木の芽、イチジクの葉、さらにはトロピカルフルーツにまで広がる。
味わい
繊細でミネラル感があり、生き生きとした酸が魅力。
アッサンブラージュで
セミヨンとの組み合わせが抜群。厚みを加え、熟成向きのワインへと導いてくれる。
知っておきたいポイント
- 歴史的に見ると、ソーヴィニヨン・ブランはボルドーが起源とされる。
- 国や地域によっては、ソーヴィニヨン・プティやソーヴィニョン・グリと呼ばれることもある。
- 樹勢が強いため、畑ではその勢いを適切に抑える必要がある。
- 春先の霜、うどんこ病、ウッド系の病害に弱い。
- 世界的によく知られる品種で、単一品種ワインにも多く用いられる。
- 優れた熟成能力を持つ。
- 樽熟成を施すと、より力強く複雑な側面が現れる。
ソーヴィニヨン・ブランに出会える場所
ボルドーのあらゆる地域で栽培され、とくにグラーヴ、アントル・ドゥ・メール、ソーテルヌで主要品種として使用されています。 辛口白ワインには、アロマを強めるために冷涼で水分供給の良い土壌が適し、甘口ワインには、砂利質で下層が粘土や浅い石灰岩の土壌が適しています。
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