ボルドー白ワイン界の魅惑のエース
ボルドーの白ワインでは少数派であるミュスカデルですが、その魅力は計り知れません。まろやかさ、そして何よりも独自のアロマが特徴です。しばしばミュスカ(マスカット)と混同されますが、香りが似ているだけで、まったく別のストーリーを持つ品種です。
官能プロフィール
早熟
晩熟
まろやか
酸味
軽やか
力強い
ミュスカデルの素顔
Quietly present across the region, muscadelle accounts for about 5% of Bordeaux’s white plantings. It’s instantly recognisable by its long, loosely formed clusters and speckled berries, which shift from pale white to pink‑grey as they ripen. Highly sensitive to botrytis (noble rot), it shines in liquoreux wines, while also finding its place in dry whites. In both cases, it brings enveloping texture, generous aromatics and naturally low acidity.ミュスカデルは、ボルドーの白ブドウの栽培面積の5% しかない控えめな存在です。長くまばらな房、ペールホワイトからピンクグレーに変化する斑点状の果粒が特徴で、ボトリティス(貴腐菌)に非常に敏感です。特に甘口ワインでその力を発揮しますが、辛口ワインにも用いられます。どちらのスタイルでも、ふくよかでアロマ豊かで、酸味の穏やかなワインを生み出します。
グラスの中では
外観
時とともに淡い緑色から黄金色へと変化。
香り
心地よい力強さ。ムスク香、アカシアやスイカズラの花のニュアンス、そして蜂蜜のような印象。
味わい
甘さと淡い酸味が調和し、長い余韻が続く。
アッサンブラージュで
特に甘口ワインで使用され、セミヨンやソーヴィニヨン・ブランに独自のアロマをプラスする。比率は10%未満であることが多く、それが絶妙なアクセントに。
知っておきたいポイント
- フランスの南西地方が原産。
- ジロンド県では16世紀からセミヨンとともに甘口ワイン造りの名コンビとして活躍。
- 地域によってイサル・ド・タラレ、マルメジー、ブイエン、ミュスケット、レジノット、カディヤック、ミュスカ・フーなどと呼ばれ、多くの別名を持つ。
- うどんこ病、ブドウスカシバ、スズメバチ、酸敗などに弱く、非常にデリケートな品種。
- 樹勢は中程度、早熟で、栽培サイクルは非常に短い。
ミュスカデルに出会える場所
ボルドー全域で少量ずつ栽培されており、特に粘土質の土壌でその丸みと豊かなアロマが引き立ちます。ソーテルヌやバルサックなどの甘口AOPで主役級の存在感を放っています。
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