控えめながら確かな魅力
ある日ボルドーで、メルロ・ノワールとフォル・ブランシュが出会いました。この二つの品種は結ばれ、誕生したのがメルロ・ブランです。現在、このブドウ品種は絶滅寸前ですが、熱意ある僅かな造り手たちは、その控えめながら確かな魅力を信じ、アッサンブラージュに取り入れ続けています。
官能プロフィール
早熟
晩熟
まろやか
酸味
軽やか
力強い
メルロ・ブランの素顔
Far less famous than its illustrious parent, merlot noir, merlot blanc accounts for less than 0.5% of Bordeaux’s white‑variety plantings. It stands out for its medium‑sized clusters and golden, tightly packed berries. In the vineyard, this early‑ripening cépage requires careful attention to combat grey rot and drought. In bottle, it reveals light, softly spoken wines: low in alcohol, subtle, and charming in their simplicity.親品種であるメルロ・ノワールよりもずっと無名のメルロ・ブランは、ボルドーの白ワイン用品種の栽培面積の0.5%以下しか栽培されていません。中くらいの房に、ぎゅっと締まった黄金色の粒をつけるのが特徴です。早熟のため、畑では灰色かび病や乾燥に注意が必要です。ワインになると、軽やかでアルコール度も低く、シンプルで穏やかな味わいを見せます。
グラスの中では
外観
淡い黄色の色調。
香り
白い花の繊細なアロマに、柑橘のニュアンスが軽やかに寄り添う。
味わい
しなやかで、ほんのりとミネラルの爽やかさが感じられる。
アッサンブラージュで
ボルドーの白のスティルワインや、AOPクレマン・ド・ボルドーのスパークリングワインで補助的な役割を果たす。
知っておきたいポイント
- メルロ・ブランはカベルネ系品種の一種。
- 「merlot(メルロ)」ではなく、「merlau」もしくは「merlaut」と表記されることもある。
- メルロ・ノワールの子孫ではあるが、単純に「白い(ブラン)」とみなしてはならない。
- 豊産性で、安定した収量を保ちやすい。
- 現在はほとんど再植栽されていない希少品種。
メルロ・ブランに出会える場所
ボルドーでもごく限られた地区でしか栽培されていません。ただし様々な土壌に適応でき、 AOPボルドー、ボルドー・シュペリュール、クレマン・ド・ボルドー、グラーヴ・ド・ヴェールで白ワインの脇役として使用されています。
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