かつてないほど深い色合い
メドックの古い品種であるカルメネールは、フィロキセラ禍の後、ヨーロッパから姿を消しかけました。 さらに収量が安定しないことも追い打ちとなりましたが、今でも変わらず栽培され続けています。 現在は主にアッサンブラージュに使用され、ひと目でわかる濃い色調がシグネチャーとなっています。
官能プロフィール
早熟
晩熟
まろやか
酸味
軽やか
力強い
カルメネールの素顔
ボルドーでは極めて稀(赤ワイン用品種のわずか0.1%)なこのブドウ品種は、 最適な成熟まで育て上げるのに多大な努力を必要とします。早熟で樹勢が弱く、小さな房に中くらいの粒を実らせ、 非常に色の濃いワインを生み出すのが特徴です。タンニンも豊かで、時間とともにやわらかさを増します。 そしてもう一つの特徴は、果実味とスパイスのニュアンスにほんのりと加わる心地よいほろ苦さ。 ワイン愛好家たちの興味をそそる素晴らしい個性です。
グラスの中では
外観
濃密な色合いに、鮮やかな紫の輝きが印象的。
香り
イチゴ、ブラックベリー、フランボワーズといった赤・黒系果実に、 スパイシーさとハーブのアクセントが加わったクラシックな香り。
味わい
しなやかで肉厚なテクスチャーに、力強いタンニンが調和。
アッサンブラージュで
ボルドーで広く栽培されている赤ワイン品種に鮮やかな彩りを添えます。
知っておきたいポイント
- カルメネールは、ボルドー最古の品種のひとつです。
- カベルネ・フランとグロ・カベルネの交配によって生まれた品種です。
- 名前はラテン語の「carminium(深紅色の顔料)」に由来し、その深い赤色を表しています。
- 地域によって異なる呼び名を持ち、グラーヴではカルメネル、カベルネル、カルブエ、イタリアのエミリア=ロマーニャではボルドとも呼ばれます。
- 収量が安定しにくいのは、特に「花ぶるい」に弱いためです。
カルメネールに出会える場所
ボルドー全域で少量ずつ栽培されており、 多くのアペラシオンでは補助品種として使用されています。とりわけ、砂質や砂礫質の土壌を好みます。 注意点として、ポムロルではこのブドウ品種は栽培されていません。
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