芯の強さを持つブドウ
脇役とは無縁のブドウ、それがカベルネ・ソーヴィニヨンです。力強さ、明確な骨格、堂々としたタンニンが特徴で、一度味わうと忘れられません。長期熟成に優れ、樽との相性も抜群です。ポイヤック、サン・テステフ、マルゴーといった名高いAOPでも主役を務めています。
官能プロフィール
早熟
晩熟
まろやか
酸味
軽やか
力強い
カベルネ・ソーヴィニヨンの素顔
小ぶりの房と小粒の果実とは裏腹に、その個性は驚くほど大きく、まさに主役級の存在感を放っています。木質部の病気やうどんこ病に弱い一面を持ちながらも、ボルドーでは欠かせない存在となっており、赤ワイン用ブドウの栽培面積の22%を占めています。晩熟型のため、収穫はメルロより7〜12日ほど遅れて行われますが、その待ち時間こそが魅力の秘訣です。力強いタンニン、黒系果実の惹きつけられる香り、スパイスのニュアンスが、飲み手の記憶に残る強い要素となっています。
グラスの中では
外観
深みのある濃い色調で、視線を惹きつける存在感。
香り
カシス、リコリス、ミントが重なり合う華やかなアロマ。熟成が進むと、森の下草のような繊細なニュアンスが現れる。
味わい
力強く張りのあるタンニンが印象的で、しっかりとした骨格が味わいを支える。
アッサンブラージュで
相性抜群のメルロのフィネスやシルキーな質感、まろやかさが加わると、見事な調和が生まれる。
知っておきたいポイント
- ボルドー固有のブドウ群カルメネ系の一種で、語源はラテン語 の「カルミニウム(赤紫色)」に由来する。
- ボルドーの伝統的な品種で、カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブラン の自然交配から誕生した。
- 晩熟型のため、ワインのアルコール度数は控えめになりやすい。
- アッサンブラージュで用いられることが多く、骨格、奥行き、力強さをワインに与える。
- 最大の魅力はそのタンニン。長期熟成型ワインを支える偉大なブドウ品種として知られる。
カベルネ・ソーヴィニヨンに出会える場所
ボルドー全域で栽培されていますが、特に相性が良いのは左岸の砂利質で温かい土壌です。特にメドックやグラーヴでは高く評価されています。右岸でも栽培されていますが、その割合は比較的控えめです。
So Bang