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究極の豊かさ

その名は世界中のワイン愛好家の瞳を輝かせます。なぜなら、ポムロルは他に類を見ない特別なテロワールに恵まれているからです。ヴィンテージごとにわずか数千ケースしか生産されないこのワインは、その希少性ゆえに常に垂涎の的。まさに伝説的な存在です。

ポムロルのブドウ畑の特徴

重要ポイント

  • 813ヘクタールのブトウ畑に138戸の生産者。シャトーあたりの所有はわずか数区画のことが多く、愛情を込めて大切に手入れされています。
  • アキテーヌ地方の穏やかな気候のもと、イル川の谷へ段丘状に緩やかに下る台地に広がるブドウ畑。その区画は、北のバルバンヌ川、東のサン・テミリオン、南西のリブルヌと接しています。
  • ポムロルのテロワールが唯一無二の存在なのにはさまざまな理由があります。例えば、ボルドーで最も小さな生産地区(全体の0.7%)であったり、鉄分(酸化鉄)を多く含む下層土壌(後ほど詳しく説明)があったり、メルロが他では得がたいほどの豊潤さを発揮したりすることなどが挙げられます。

ポムロルとそのワインが愛される理由

  • 少量生産の優れた品質を誇る、宝物のようなワインだから。
  • 多くのシャトーが小規模だから。
  • 伝統の技と最新技術を見事に融合させたワイン造りが行われているから。
  • 一本一本のブドウ樹に細心の注意を払う、真の職人としての生産者たちの姿があるから。
  • 肉料理やジビエ料理、若いタイプのチーズとの絶妙な相性を楽しめるから。
  • 伝統と現代的感覚が調和したワインハウス(メゾン・デュ・ヴァン)で、果てしなく広がるブドウ畑を望みながら忘れがたいテイスティング体験ができるから。
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知識

ぜひ知っておきたいポムロルの3つの情報

その魅力は、グラスの中だけにはとどまりません……!

お隣りのサン・テミリオンと違い、ポムロルは一度も公式格付けを試みたことがありません。ここでは、ワインの優劣は主にその評判と販売価格によって判断されます。

熱心にこのAOPの知名度向上に努めているのが、ポムロル修道会騎士団です。その名は、12世紀にエルサレム聖ヨハネ病院修道会(現在のマルタ騎士団)によって設立された有名な修道院付属の宿泊所に由来しています。

言い伝えによれば、ポムロルに接するバルバンヌ川(イル川の支流)は、かつてオック語圏とオイル語圏を分ける境界線の役割を果たしていたそうです。

土壌の特徴

ポムロルのブドウ畑は、その景観を育んだイル川の恩恵を大きく受けています。

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台地の表土は粘土質・砂質の砂礫層からなり、区画ごとに密度が異なります。下層土壌には、「クラス・ド・フェール」と呼ばれる酸化鉄が含まれており、これらすべてがポムロルの揺るぎない個性を育んでいるのです。

時を遡る

この地に最初にブドウ樹を植えたのはローマ人でした。その後、中世にはエルサレム聖ヨハネ病院修道会の修道士がブドウ栽培を引き継ぎ、やがてポムロルはサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼者が立ち寄る要所となりました。当地のワインがその理由のひとつであったことは想像に難くありません。

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百年戦争や宗教戦争の影響でブドウ栽培は一時かなり衰えましたが、15世紀から徐々に再建が進み、18世紀半ばには現在の私たちが知るようなポムロルの姿ができ始めました。ブドウ栽培は近代化と発展を遂げ、輸出も拡大し、ワインは次第に高い評価を獲得していきました。

19世紀末、ボルドー全域を襲ったフィロキセラの被害により再び苦難の時代を迎えました。しかしポムロルは幾度目かの復活を果たします。戦間期と1945年以降にかけて、コレーズ県やベルギーから移り住んだ新しい家族たちがブドウ栽培を再興し、ポムロルの名声を再び高めることに大きく貢献したのです。

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