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カノン・フロンサック尽きない魅力

カノン・フロンサックは、同じエスプリを共有するフロンサックの南に位置し、独特の個性を放ちます。起伏に富んだ豊かな自然と、情熱あふれる造り手たちが少量だけ生産する上質なワイン。非常に小さな産地ですが、計り知れない魅力を秘めています。

カノン・フロンサックのブドウ畑の特徴

重要ポイント

  • フロンサックとサンミシェル・ド・フロンサックの二つの村にまたがる250ヘクタール(ボルドーのAOPで最小規模)のブドウ畑と、40戸の生産者。
  • リブルヌ近郊に広がる台地と斜面は、ボルドーからもアクセスしやすく、アステリア石灰岩とフロンサックのモラッセ(後ほどご説明)の土壌に加え、穏やかな微気候の恩恵とイル川・ドルドーニュ川の二つの河川の影響を受けるこのテロワールには、優れた赤ワインの生産に理想的な条件がすべて備っています。
  • 畑でも醸造所でも持続可能な取り組みを実践。2011年には仕様書に農生態学の基準を導入し、現在では85%の区画が環境認証を取得しています。

カノン・フロンサックとそのワインが愛される理由

  • 卓越したテロワールが生む、言葉にしがたい魅力を秘めた高品質のワインがあるから。
  • ボトル一本一本に、造り手の厳密な作業とひたむきな情熱、揺るぎない信念が宿っているから。
  • 環境を守る生産者の姿勢が根付く土地だから。
  • 代々続く家族経営のシャトーが守り続ける魅力あふれる歴史があるから。
  • 多くのシャトーから見渡せる、ドルドーニュ川の美しい眺めがあるから。
  • 風情ある村、豊かな自然、シャトー見学、ワイン街道の散策、テイスティングなど…… 楽しみの尽きない土地だから。


知識

ぜひ知っておきたいカノン・フロンサックの3つの情報

このアペラシオンの秘密をもう少し探ってみましょう!

かつてフロンサックは「フロンキアクス」と呼ばれていました。その名を今に伝えたのは、カール大帝に仕えた宮廷記録官エジナールでした。彼が8世紀にこの地名を記したおかげで、私たちはこの名を知ることができたのです。

1900年頃、ここではマルベックが主要品種でした。しかし、現在はほぼ姿を消し、代わりにメルロが圧倒的な主役となっています。

ドルドーニュ川を見下ろす数多くの丘の一つ「カノンの丘」は、標高61メートル。その頂からの眺めは、まさに息をのむ美しさです。

土壌の特徴

カノン・フロンサックの個性を育む大きな要素が、見事なアステリア石灰岩、そして「フロンサックのモラッセ」と呼ばれる有名な粘土石灰質の土壌です。

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十分に水分を蓄えつつ、過剰に湿ることのないこれらの土壌が、ワインに豊かな風味と複雑さをもたらします。各品種にはそれぞれに適した土壌があり、メルロは湿って冷たい粘土石灰質を、カベルネ・フランは石灰質を好みます。カベルネ・ソーヴィニヨンは、より温かく乾いた区画での栽培に適しています。

時を遡る

フロンサックは、サンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼路の要衝として早くから発展しました。援助修道会の修道士たちは、8世紀にはすでにこの地でブドウを栽培しており、長きにわたるイングランド支配期には、丹念に造られた貴重なワインがイングランドまで運ばれていきました。

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1663年、リシュリュー公爵がフロンサック公領を手に入れ、やがてその後継者たちのおかげでこの地のワインがヴェルサイユ宮廷の注目を浴びるようになりました。18世紀には、リブルヌ地域は躍進を遂げ、海上交易の発展を背景に、名声と威信をいっそう高めていきました。

カノン・フロンサックのアペラシオンは、1939年に「コート・ド・カノン・フロンサック」として公式に誕生し、1964年に現在の名称となりました。そして今日もなお、優れたボルドーワインの愛好家を魅了する逸品を造り続けています。

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