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メドックで 最上クラスのワイン

規模こそ小さいものの、秀逸なワインを生むサン・ジュリアンは、名を聞くだけで心躍るようなグラン・クリュ・クラッセの数々を擁しています。これらの赤ワインが持つ独特の優れた個性の秘密。それは、驚くほど均質なテロワールにあります。

サン・ジュリアンのブドウ畑の特徴

重要ポイント

  • サン=ジュリアン=べイシュヴェルに広がる910ヘクタール(メドック全体の6%)のブドウ畑に、19戸の個人生産者が従事しています。
  • ジロンド川河口左岸に沿ってしっかりと根を下ろすこのブドウ畑は、立地の恩恵を受け、夏は猛暑が少なく、冬も霜の心配がほとんどありません。とはいえ、河からの距離によって区画ごとに気候が若干異なります。もう一つの特徴は、足元に広がる非常に優れた土壌にあります。後ほど詳しくご紹介する、砂利質の小丘です。
  • 生産量の90%は、1855年格付けの11シャトーが占めています。メドックの中でも格付けワインが最も集中する素晴らしい地域の一つです。

サン・ジュリアンとそのワインが愛される理由

  • 愛好家たちの味覚を魅了し続ける、その名声に違わぬ味わいがあるから。
  • すぐにそれとわかる、力強さと繊細さを兼ね備えた明確なスタイルがあるから。
  • 熟成チーズやローストチキンなど、素朴な美味しさを見事に引き立てる稀有な力があるから。
  • 厳格さと情熱をもって代々受け継がれてきた、確かな知識と技術の結晶が生むワインだから。
  • 土地とワインの魅力にさらなる輝きを添える、歴史あるシャトーの美しい建築など、心ゆくまで満喫してみたい場所があるから。

知識

ぜひ知っておきたいサン・ジュリアンの3つの情報

この魅惑的なアペラシオンのさらなる逸話をご覧ください!

ブドウ畑の60%以上を占めるカベルネ・ソーヴィニヨンは、サン・ジュリアンの真の王です!これほどの割合は、ボルドー全域を見渡しても他に例がありません。

アンリ3世の時代、有力者ジャン=ルイ・ノガレ・ド・ラ・ヴァレットは数々の高位を有しており、ベイシュヴェルの男爵でもありました。逸話によると、川を航行する船は城の前を通るときに忠誠の印として帆を下ろさなければならず、そこから「ベイス=ヴォワル(帆を下ろす)」という名が付けられ、それが後に「ベイシュヴェル」になったと言われています。実際には、この帆を下ろす操作は向かい風で港へ入るために必要だったようです。

サン・ジュリアンのシャトーは、比喩的な意味でも、文字通りの意味でも、その壮大さが際立っています。実際、この地域のワイン生産面積の5分の4以上を、数々の立派なシャトーが占めています。

土壌の特徴

サン・ジュリアンのテロワールは、ガロンヌ川によって運ばれた大粒の砂利を含む、素晴らしく均質な小丘が特徴です。この大きな礫は天然の「放熱体」で、日中に熱を蓄えて夜間に放出し、カベルネ・ソーヴィニヨンがゆっくりと確実に熟す貴重な助けとなります。

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サン=ジュリアン=ベイシュヴェルの砂利層は約5km×3.5kmの大きな長方形に広がっており、沖積層は古第四紀のガロンヌ川由来の砂利を含む小丘で構成され、水捌けに優れています。エレガントで骨格のしっかりとしたワインを生み出す理想的なテロワールといえます。

時を遡る

サン・ジュリアン・ド・ラントラックという人物に関する最初の記録は、8世紀にまで遡ります。この人物が、サン・ジュリアンの始祖なのでしょうか?

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真相は定かではありませんが、確かなのは、このテロワールの運命は17世紀に本格的に動き出したということです。地元やボルドーのブルジョワや貴族たちがその素晴らしいポテンシャルに気づき、広大な畑をこぞって購入し始めたのです。

この熱狂的な時代の遺産は今もなお息づいています。ベイシュヴェルとサン・ジュリアンの村の周囲には壮大なシャトーが点在し、そのおかげで、サン・ジュリアンの名声を支える、エレガントで力強く、品質の安定した、魅力あふれるワインが今も造り続けられているのです。

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