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卓越したワインの偉大なファミリー

「サン・テステフ」の名を聞いただけで目を輝かせるワイン愛好家は少なくありません。それもそのはず。ここでは名だたるシャトーもそうでないシャトーも、肩を並べ、力強く洗練された赤ワインを造るという一つの目標に向かって取り組んでいるからです。

サン・テステフのブドウ畑の特徴

重要ポイント

  • メドック全体の7.5%にあたる1200ヘクタールのブドウ畑に、69のシャトーと1つの協同組合があります。
  • 大西洋とジロンド河口に挟まれ、砂利を含む小丘が連なるサン・テステフの地形は、ブドウ畑に穏やかな気候をもたらす理想的なロケーションです。また、水はけのよい痩せた土壌も、このAOP唯一無二の品質と個性に大きく寄与しています。
  • 卓越したブドウ畑が数多く存在し、1855年格付けのグラン・クリュが5つ、クリュ・ブルジョワが15、クリュ・アルティザンが3つ、また、格付け外でも評価の高いクリュが30ほどもあり、まさに優れたワインの宝庫なのです!

サン・テステフとそのワインが愛される理由

  • グラン・クリュ、クリュ・ブルジョワ、クリュ・アルティザン、そして協同組合に至るまで、あらゆるワインが一つのアペラシオンのもとでその名を馳せているから。
  • エレガンスと重厚な骨格が見事に調和した独自の「魂」を持つから。
  • 長期熟成に最適だから。
  • ブドウ栽培に人生を捧げる造り手たちの情熱があるから。
  • 有名シャトーだけでなく、10ヘクタール未満の小規模で魅力的なシャトーが多数存在するから。
  • ワインハウス(メゾン・デュ・ヴァン)が、シャトー見学、無料テイスティング、徒歩・自転車での畑巡りなど、心に残るワインツーリズムを提供しているから。


知識

ぜひ知っておきたいサン・テステフの3つの情報

この比類なきAOPの舞台裏をさらに深く知るために、3つのトピックをご覧ください。

19世紀にシャトー・コス・デストゥルネルを創設したルイ・ガスパール・デストゥルネルは、「サン・テステフのマハラジャ」と呼ばれていました。卓越した国際的商才に加え、中国風のパゴダやインド彫刻の扉を持つ、異国情緒あふれるシャトーを建設したことがその理由です。このAOPの国際的な歴史を象徴する存在といえます。

18世紀、ニコラ=アレクサンドル・ド・セギュール侯爵は、複数の名門シャトー、すなわち、ポイヤックのラフィットとラトゥール、サン・テステフのカロン=セギュールを所有していました。彼は前者2つの一流シャトーよりもカロン=セギュールに深い愛着を持ち、次の名言を残しました。「ラフィットとラトゥールでワインを造るも、我が心カロンにあり」。

18世紀まで、サン・テステフは「サン・テステヴ・ド・カロン」と呼ばれていました。「カロン」はかつて木材を運んでいた小船のことです。すぐそばを流れるガロンヌ川を連想させるような名前ですね。

土壌の特徴

丸い小石、白い石英、砂岩、火打ち石、火山性の試金石、珪石……この地区は、疑いようもなく、砂礫質の土壌が中心となっています。

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何百万年も前にガロンヌ川によって運ばれた砂利が、粘土や砂を含む土壌と混ざり合いましたが、その割合は区画ごとに異なります。下層土は、サン・テステフ特有の海成石灰岩からなっています。こうした土壌のモザイクが、多様な景観を生み出し、ワインの多彩な個性にもつながっています。

時を遡る

サン・テステフにおける人間活動の痕跡は中期青銅器時代にまで遡りますが、最初にブドウを植えたのはローマ人でした。

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ブドウ栽培が本格的に発展したのは中世のことで、ワイン交易のおかげでサン・テステフの港は大いに活気づきました。

19世紀には、ボルドーのネゴシアンが見事にその役割を引き継ぎました。自らワインを熟成し、販売することで、サン・テステフを世界の舞台へと広く羽ばたかせたのです。この時期に繁栄を極め、評判は高まり、偉大なシャトーが大いに栄えました。そして1936年、サン・テステフは正式にAOC(原産地統制名称)の認定を取得しました。力強くエレガントなこのワインの確かな品質と、アペラシオンとしての揺るぎない個性がここに確立されました。

Photo VisionAir

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