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革新を恐れない
伝統のワイン

ボルドーワインは数十個のアペラシオンで構成され、どれも魅力あふれるものばかりです。その筆頭となるのが、AOPボルドー。最大の強みは、ジロンド県全域のテロワールを舞台にあらゆる色調のワインを生み出せる唯一の産地であることです。ボルドーの生産者たちは、伝統を誇りながら創造性を発揮することも決して忘れません。ここでは、あなたの理想の一本にきっと出会えるはず。

ボルドーのブドウ畑の特徴

重要ポイント

  • 総面積3万4080ヘクタールのブドウ畑に、1 600戸の生産者が従事。その姿は、簡素な小屋からジロンド県ならではの美しい邸宅、規模の大きな協同組合、名高いシャトーまで、実に多様です。
  • 1936年に正式に誕生したこのアペラシオンは、ボルドーの生産地全域が対象です。さまざまな土壌と気候から、ボルドー・ルージュ、ボルドー・クラレット、ボルドー・クレレ、ボルドー・ロゼ、ボルドー・ブラン・セック、ボルドー・ブラン・ドゥといった、3つの色調と6つの代表的なスタイルが生まれます。
  • 世界に知られるアッサンブラージュのワインはもちろん、個性派キュヴェ、単一品種の逸品、アンフォラや素焼きの容器を用いた斬新な熟成方法、大胆なボトルやラベルデザインなど、伝統技術を守りながら刷新を続けます。常に現代的で、決してありきたりにならないのがボルドーのワインです。

ボルドーとそのワインが愛される理由

  • 友人との気軽なアペリティフからちょっと豪華なディナーまで、さまざまなシーンに合うから。
  • 初心者から専門家まで、誰にとっても選びやすい幅広いラインナップがあるから。
  • 革新と大胆さで、いつも飲み手を驚かせてくれるから。
  • 価格と品質のバランスが良いから。
  • さまざまな背景をもつ生産者が、消費者を満足させたいという共通の想いを込めて、それぞれの豊かな個性が反映されたワインを造っているから。
  • 伝統的なものから意外性あふれるものまで、ジロンド県全域に広がる生産地を巡るさまざまなワインツーリズムを体験できるから。

知識

ぜひ知っておきたいボルドーの3つの情報

これほど多様性に富んだアペラシオンですから、お伝えしたい情報は山ほどあります!

AOPボルドーは、ジロンド県のブドウ畑のほぼ半分を占めています(正確には49%)。つまり、フランス最大のAOPワインの産地なのです。

ボルドーはかつて赤ワイン一色だった?いいえ、それは違います。例えば、1970年代には赤ワインより白ワインのほうが多く生産されていました。これもまた、このアペラシオンが時代とともに進化し続けている証拠です。

次回の試飲会で使えるお話をひとつ。「クラレット(Claret)」は英語の発音で、本来フランス語では「クラレ」と発音します。このワインが、イギリスの影響を大きく受けていることを想像させる名称です。詳しくは後ほどご紹介しましょう。

土壌の特徴

ボルドー全域に広がるブドウ畑は、まるでパッチワークのような模様をした実に多様なテロワールに支えられています。

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ブドウが育つ場所によって、AOPボルドーのワインは異なる土壌の個性を発揮します。その例に、砂を含む粘土石灰質土壌のアントル・ドゥ・メールがあります。

時を遡る

数世紀前、ボルドーのワインは淡い色合いの軽やかな赤が主流でした。アンフォラや樽に入れて運ばれ、イギリス人に愛された、あの「クラレット」です。

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19世紀になると、より色濃く渋みのある、「本格的」な赤ワインが登場し、ボルドーはこのスタイルで世界に名を馳せるようになります。ワインのボトル詰めが始まったのもこの頃からです。20世紀の終わりにはオークの香りのワインが流行し、長年にわたって人気を誇りました。そして現在、再び軽やかで爽やかな赤ワインが人気を伸ばしています。まさしく、往年のクラレットスタイルへの回帰です。

また、20世紀には白ワインやロゼワインの生産も本格化しました。休暇にぴったりの(フランスで有給休暇が始まったのはちょうどこの頃)、気軽に飲める白やクレレが多く造られ、色の濃かったロゼは次第に淡くなっていきました。ボルドーのワインは、常に進化し続けているのです!

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