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風格あふれるテロワール

一切の妥協を許さないそのスペックと、熟成に優れた特徴が魅力的なブライは、熟練の匠の手によって丹念に育てられ、ブライ・コート・ド・ボルドーの中でもまさに至宝です。さらに、ジロンド河口を望む眺めの良いテロワールの存在も見逃せません。

ブライのブドウ畑の特徴

重要ポイント

  • ブライの町を中心に広がる37ヘクタールのブドウ畑と、ごく少数の本物志向の生産者。広大なAOPブライ・コート・ド・ボルドー地区に属する、知る人ぞ知る小さなアペラシオンです。
  • ジロンド河口に沿った丘陵地に広がる、モザイク状の多彩なテロワール。写真映えするその壮大な景観の中で、ブドウ畑は海からの潮風、心地よい温暖な気候、そして申し分なくバラエティに富んだ土壌により、理想的なバランスを手にしています。土壌について、詳しくは後ほどご紹介します。
  • 常に高い要求水準――1ヘクタールあたり最低6000本の栽植、収量の制限、長期の樽熟成…… こうしたこだわりが、誇るべきワインを生み出しています。

ブライとそのワインが愛される理由

  • ボルドーの優れたワインらしく、個性とまろやかさを両立しているから。
  • 多彩なテロワールが生み出す、さまざまな好みに応えるワインだから。
  • 造り手たちの揺るぎない情熱が感じられるから。
  • 代々受け継がれる、家族の物語としてのワイン造りがあるから。
  • 城塞でのイベントから、マラソン、散策、ブランチ、ブドウ畑でのコンサートまで、地域全体に漂う和気あいあいとした楽しい雰囲気があるから。
  • ジロンド河口を望む1.5kmの素晴らしい城壁があるから。ブライ要塞は、試飲のあとに散歩するには最高の場所です。

知識

ぜひ知っておきたいブライの3つの情報

ブライの魅力を形作るいくつかの事実をさらにご紹介します。

ブライ要塞は、ユネスコ世界遺産にも登録されているヴォーバンによる傑作です。単に美しいだけでなく、メドック砦、パテ砦とともにかつては河口を封鎖し、ボルドーを守る重要な防衛線を形成していました。今ではその門は大きく開かれ、歴史好きやワイン好きの訪問者を歓迎しています。

すでに17世紀の頃からブライは存在感を放っていました。そのワインはロンドンの食卓にまで運ばれ、メドックのワインにも引けを取らない評価を得ていたのです。

城塞内に隠れるようにあるル・クロ・ド・レショゲットは、有機栽培の極めて小さなブドウ畑です。年間わずか700本、100%メルロのワインを生産しています。もしいつかその一本を飲む機会に恵まれたら、その幸運をしっかりとご賞味ください!

土壌の特徴

ブライでは、ブドウ品種を自らの好みに合わせて選べるほど多様な土壌が広がっています。ブドウ畑のどの区画にも異なる土壌があるのです。

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町周辺の西側には粘土石灰質土壌が広がり、ワインに骨格と繊細さをもたらします。北へ向かうと砂質や砂利質の土壌となり、メルロのアロマを見事に引き出します。南東部では、まさにパッチワークのようにさまざまな土壌が入り組んでいます。つまり、この土地では「多様性」こそが第二の天性といえます。

時を遡る

ブライ地方でブドウ栽培が始まったのは、ガロ・ローマ時代のことでした。ほどなくしてそのワインはローマを魅了し、河口沿いにはブドウ畑が次々と作られ、海上輸送を利用して芳醇なワインとその名声が瞬く間に広まっていきました。中世に入ってもブライは存在感を示し続け、各地をワイン樽が行き交い、地域を繁栄させました。

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ルイ14世の時代になると軍事的な雰囲気が強まり、ボルドーを守るための見張役を担っていたこの町は、しばらくの間ワイン造りの活動を抑える必要に迫られました。しかし、18世紀にはブドウ畑や醸造に新たな技術が導入され、ワイン造りに再び活気が戻ります。19世紀にはフィロキセラ禍という試練に見舞われましたが、ブライは強い意思で復興を遂げました。

そして1938年、ついにAOPブライ(赤)が誕生します。半世紀後には若い生産者たちが、城塞の向かいにブライのワインハウス(メゾン・デュ・ヴァン)をオープンさせ、この土地に新たな息吹を吹き込みました。今日もなお、ブライの人々はテイスティングやアドバイスを通じ、好奇心旺盛な人々やワイン愛好家に向けてこのアペラシオンの魅力を伝え続けています。

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